出世すると幸せなの?
結婚って幸せ?
「幸せ」ってなに?
今回は、こんな疑問を解決します!
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はじめに「残酷すぎる幸せとお金の経済学」の著者である佐藤 一磨さんをご紹介します。
拓殖大学政経学部教授。1982年生まれ。慶応義塾大学商学部卒業、同大学院商学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(商学)。外資系経営コンサルティング会社、明海大学を経て、2016年から拓殖大学政経学部准教授に就任し、2023年から教授。専門は労働経済学・家族の経済学・幸福の経済学。既婚、一児の父。
Amazonより抜粋
著者は「人生の幸せ」を以下のように主張しています。
- 幸福の経済学によって、「幸せ」について解明されている
- 子どものいない既婚女性は幸せの水準が高い
- 男性よりも女性のほうが幸せの水準が高い
- 50歳で人生のどん底に直面する
以上のような分析結果を知って、「え!そうなん!」って思うことが多い一冊です!
幸せを追求した「幸せの経済学」は信憑性ある学術論文に基づいています。
それでは徹底解説していきます!
「出世」は「幸せ」から遠ざかる!
慶応義塾大学が調査した「昇進と幸せ」の分析結果は以下の通りです!
- 管理職に昇進しても幸福度は上昇しない
- 男女ともに、昇進して年収が増えても満足していない
- 男女ともに管理職に昇進した2年後に健康度が悪化した
男女ともに、昇進1年前から3年後時点まで幸福度の増加は確認できなかったようです。
昇進すると年収も増えて、幸福度が上がるんじゃないの?
僕もそう感じていました。
しかし、年収の増加以上に業務の負担が重くなるため、割に合わない状態になるようです。
これも、薄々感じますよね・・笑
管理職で働く女性のみの場合ですが、余暇時間と仕事の満足度が低下するようです。
原因は、昇進後に余暇時間の質や量が低下したり、仕事の負担が重くなるためです。
また、女性が管理職として働く環境も整備されていないので家庭との両立が難しい点もあります。
私の会社にいる管理職の女性も毎日残業してるんだよね・・
しかも、胃腸炎で会社を休んでたな~
健康を害してまで働きたくないよね。
日本では昇進しても幸福度は上昇せず、健康状態は悪化する
2016年に「女性活躍推進法」が施行してから、男性の仕事満足度が低下しました。
ここで少しだけ「女性活躍推進法」についてご説明します!
女性活躍推進法とは、女性の働き方を改革し、社会で活躍できるという目的で制定されました!
- 働く意欲があるのに働けない女性がいる
- 日本は世界の中でも女性管理職の割合が低い
- 人口減少による労働力不足を解消するには女性の活躍が必須
転職で企業研究していると「プラチナえるぼし認定」のある企業を見かけるよね!
このように情報の見える可にも力を入れているみたいだよ!
「プラチナえるぼし認定」の詳細は以下で確認してみてね!
女性の活躍で、なんで男性の仕事満足度が低下するの?
男性の昇進機会が制限されたからだよ!
男女が平等に評価される社会は大賛成だけど、昇進で健康が悪化するのは嫌だよね・・
今後の国の動向に注目です!
女性の社会進出によって、昇進機会が制限された男性の仕事満足度が低下
「結婚」と「幸せ」は深い関連性があった!
結婚相手との年の差で幸せ度が変わるの?
ここでは、夫婦の年齢差と幸福度の関係を見ていきましょう!
研究結果では以下の通りになりました!
男女ともに、自分より若い相手と結婚すると夫婦関係満足度が高まる
イメージですが、女性は年上男性と結婚したほうが経済的にも幸せなのかな~って思っていました!
今回の研究結果から、女性の社会進出によって男女間の賃金格差が縮小し、経済力を求める女性が減少したみたいです!
結婚も社会情勢に影響されるんですね・・
男性は女性から選ばれるためにお金以外のところも磨く必要がありそうだね・・
本書では、「結婚」について以下のようにまとめています!
幸せになる女性もいるが、すべての女性が幸せになれるわけではない
結婚とマネジメントってなんの関係があるの?
もともとは赤の他人であり、育った環境も大きく異なります。
そんな二人が同じ屋根の下で生活します。
家族でさえも関係性を良好に保つことが大変なのに、赤の他人になるともっと大変ですね!
だからこそ、マネジメント能力が必要不可欠になります!
しかも、この能力を身につけるのは夫・彼氏側になります。
現代の離婚の原因は、妻の幸福度が低くなりすぎることで起きています!
では、マネジメント力とはどういうことなのでしょうか。
まずは妻・彼女のことをしっかり把握しましょう!
- 相手の好みや嫌なことを把握する(行動・食事など)
- 相手の習慣を把握する(運動や睡眠など)
- 相手の金銭感覚を知る
僕は、彼女のことを知る努力をしてから関係性が安定したよ!
妻・彼女に対して、しっかり言葉で表現しましょう!
「言わなくても伝わっているだろう」が1番危険です!
人は言葉にしないと正確に伝わらないので、ぜひ愛情表現も含めて言葉にしてあげてください!
【幸せの条件】経済学が導き出した結論
幸福度に関する論文で、以下の4つが幸福度を大きく低下させると指摘しています!
- 失業
- 健康状態の悪化
- パートナーとの離別
- 社会からの孤独・孤立
健康、仕事、人間関係が大きいんだね!
普段の生活の中にあるものばかりですが、反対に普段の生活の中に幸せがあると著者は伝えています!
僕は家族や友人・恋人と話しているときが
1番幸せに感じるよ!
幸福度を下げる要因の中から自分の幸せの種を見つけよう!
【感想】幸福度の結果はあくまで「傾向」
今回は「幸せ」についての本でした。
社会環境の変化で幸福度も大きく変わってくる中で唯一普遍的な幸福要因を発見しました。
それは、やっぱり人間関係が幸福度に大きく寄与するということです!
「幸福度が低下する要因」でも紹介しましたが、全部人間関係が関わるな~って思いました。
失業も、上司部下との関係性もあるだろうし、健康状態の悪化も、誰かのために健康でいたいと思います。
僕は本書から、改めて人間関係について学ぶ必要があると感じたので、これからも学んでいきます!
今回は、ほんの一部しか紹介できませんでした。
その他の内容も興味深いものばかりなので、ぜひ本書を手に取ってみてください!
- 「独身男性」の幸福度が最も低いワケ
- 子を持つと幸福度が下げる3つの理由
- 離婚しやすいのはどのような人か
- 「弟がいる長女」 vs 「妹がいる長女」
- お金があれば幸せなのか